2 床屋のサインポールの意味
コージくん 助けてぇ目が回るぅ
(兄がまたおかしな事をしているわ………)
トリノスくんどうしたんだい?
お店の前のくるくるする”アレ”を見てたら目が回っちゃったんだよー!
(”アレ”を正面から見て……目を回すかしら…??)
ねえコージくん あの床屋さんの”アレ”ってなあに?
床屋さんの入り口に必ずある、あのくるくる回る”アレ”は”サインポール”というんだよ。
”アレ”が置いてあると、床屋だとすぐにわかる大事な目印だね。
では、このサインポール、なんでこの色と形をしているのか? 諸説あると言われているんだけど、僕はこのような話で習ったよ。
昔、ヨーロッパの床屋では病院のような役割を持っていました。
病気の際に血を抜く(詳しくは瀉血(しゃけつ)で調べてください※画像検索で調べると刺激的な画像が表示されますのでご注意ください。)という事をしていたのですが、血を抜く際に皆地面に打ち付けてある木の棒を握っていたため、したたる血が染みつき赤い棒に見えるようになりました。
そして、治療に使用していた白い包帯を、患者さんが握った棒に巻いて乾かしていたと言われており、その見た目から、床屋は赤と白のサインポールを付けるという事になったようです。
その後、「包帯の白」、「血液の赤」に加えて「静脈の青」が取り入れられ、現在の形になっています。
※最近は白と黒や、黄色を取り入れた物などもあります。
血を抜く!!??
現代の床屋さんは血を抜かないから安心して。。。
急に刺激的な内容になっちゃったからびっくりしちゃったわ
コージくん 色々教えてくれてありがとう!!
いえいえ 読んでくれてありがとう。それじゃあ今日はこのへんで。